森のなかでガラガラポン

田舎風景が好きな人の個人ブログ。

英会話に重点を置く英語教育の間違い。

子供英会話教室がどこも大繁盛だそうです。将来を考えて子供達のために良い教育を受けさせたいというお父さんやお母さん達の思いは理解できます。小さい頃から英語に触れることは決して悪いことではありません。

 

出来れば少々日本語がおかしくても、ネイティブの先生に習うのをお勧めします。お母さん愛しているよと英語で話す子供を見て、うちの子は英会話が出来ると思って喜んでいると、将来はおぼつかないでしょう。会話は一つの手段です。大切なことは会話を通じて他国の社会・文化・風習・考え方に触れることです。日本語の会話能力が高い外国人がいて、流暢に会話できるのですが、どうも親しさを感じることのできなかった経験をしたことがあります。逆にたどたどしい会話でも、日本のことをよく勉強していると感じれ、信頼感が湧いた経験があります。

英語の場合も同じです。英国人の知り合いに日本人の英会話能力について伺ったことがあります。私と同じことを感じていました。英語は国際的な語学です。世界中で9割の出版物は英語で書かれているとも言われています。ネット社会ではもっと英語の比率が高いのでしょう。英語を通じて世界の人達と交流することは、これからの世界では日常になるのでしょう。英国や米国の社会・文化だけを学ぶだけでなく、アジア、中東、アフリカ、南アメリカ、東欧など世界には日本人に馴染みのない様々な社会・文化が沢山あります。子供達には世界を学ぶための資質を伸ばしてもらいたいと思います。